こんにちは、いーよです。
今回のフィンランド旅行では、初めてタンペレにあるムーミン美術館に行きました。
展示物や規模など、どんな感じか前知識を入れずに行ったのですが…予想をはるかに超えた見応えでした!
ムーミン美術館とは
ムーミン美術館はフィンランドのタンペレにあります。
ヘルシンキからタンペレまでは、フィンランド鉄道(VR)で約1時間半で到着です。

タンペレ駅からムーミン美術館(Tampere Talo)までは、徒歩で約10分です。
駅には地図もあり、
途中には案内もあるので安心でした。
駅前の大きなホテルを通り過ぎ、案内を見ながら左に曲がると
正面にあるのがTampere Talo。
この中にムーミン美術館はあります。
The Moomin Museum
Tampere-talo Yliopistonkatu 55 33100 Tampere FINLANDムーミン美術館の開館時間と料金は?
ムーミン美術館の2019年の開館時間と入場料です。
- 開館時間:火・水9~17時、木・金9~19時、土・日10~17時
- 入場料:大人12€、子供6€
*毎月最終金曜日は15時以降入館無料
*時間や料金は変更になる場合があります
ムーミン美術館内マップ
この可愛いマップに沿って説明していきますね。
まずはチケットを購入
建物を入ってすぐ、左手にチケットカウンター(マップ①)があります。
チケット購入時に「荷物やカメラはロッカーに預けてね」と言われるので、まずはロッカーへ。
ちなみにこの可愛いチケットは、入場時に取られたりしないので(バーコードをピッとして入場)、記念に持ち帰れます。
ロッカーとトイレへ
カラフルなロッカー(マップ②)は無料ですが、利用する際は1€が必要です。
1€は利用後に戻って来るので、取り忘れに気を付けましょう。
女子トイレはロッカーの隣(マップ③)、男子トイレは建物の入口すぐ(マップ④)にあります。
美術館内にトイレはないので、先に行っておきましょう。
女子トイレはとても広く、ベンチまであってビックリでした!
誰も居なかったので、つい写真を撮ってしまいました。笑
ムーミン美術館公式アプリ
ムーミン美術館には無料の公式アプリがあり、日本語のガイドが利用出来ます。
展示の見どころや、面白いポイントを教えてもらえるのは嬉しいですよね!
ガイド
もっと詳しい情報をご希望の方は、スマホやタブレットにムーミン美術館アプリをダウンロードしてください。アプリを使ってモバイルガイドをダウンロードしていただければ、これで絵やテキスト、オーディオなどの解説をお楽しみいただけます。モバイルガイドで展示の見どころや面白いポイントを教えてもらうことも。アプリとガイドはWi-Fi環境であらかじめダウンロードしておくことをお勧めします。ガイドは通常版とドラマ版があったり、複数言語で提供しています。なお、ガイドが使用可能になるのは美術館に到着してからとなります。また開始から5時間後には終了となります。タンペレホールの地図やサービスのご案内など、アプリの他の部分については、いつでもご利用いただけます。
私たちはこのサービスに気づかなかったため、現地では利用出来ませんでした。
帰国後にどんな感じか聞いてみようとインストールしてみたのですが、美術館のみでしか使えないのですね…残念。
ガイドの使い方
通常版(情報)かドラマ版(ドラマ)か、ガイドをお選びください。また言語の変更も可能です。情報ガイドはフィンランド語、スウェーデン語、英語、日本語、フィンランド平易語、フィンランド語視覚障害者向け音声ガイドからお選びいただけます。ドラマガイドはフィンランド語と英語で提供しています。
引用:ムーミン美術館公式アプリ
ガイドにスウェーデン語や英語と並んで日本語が入っているのが嬉しいです。
日本人にムーミンファンが多いことがうかがえますよね。
いざ、ムーミン美術館へ!
ムーミン美術館(マップ⑤)は、入口付近以外は撮影禁止です。

撮影OKポイントには、こんな可愛いムーミンがいました。

美術館の中は思っていたより広く、作品毎に原画や立体模型が展示されています。
『それからどうなるの?』展では、トーベ・ヤンソン作のムーミン本全12冊を紹介しています。それぞれの本に従ってトーベ・ヤンソンの挿絵の原画をご鑑賞いただくと、絵のスタイルやキャラクターの描き方の変遷をご覧いただけるかと思います。挿絵と一緒にトーベ・ヤンソンのムーミン本の大元の物語にもご注目ください。
ムーミン美術館で展示されている原画をうまく補っているのが、トーベ・ヤンソンのパートナーでグラフィックアーティストのトゥーリッキ・ピエティラによるムーミンの立体模型です。立体模型は本やコミックスに出てくる実際の出来事を細かく舞台仕立てにしたムーミンたちの小宇宙のような空間です。この展示では400点にも及ぶ原画の展示と30点ほどの立体模型が展示されています。
中でも目を引くのが、この大きなムーミン屋敷です。
何周まわっても見切れない細かな造りに、皆 目を奪われていました。
展示室の真ん中には美術館の誇り、5階構成で2メートルにも及ぶ青く塗られた秘密だらけのムーミン屋敷があります。ムーミン屋敷の電気の配線はどうなっているのでしょうか?ムーミンママのジャムの保存庫は?ムーミン屋敷にサウナってあるの? 展示をご覧いただければ全てが明らかになります。

企画展:ムーミンアニメーション
私たちが行った時の企画展はこちらでした。
- 企画展「ムーミンアニメーション-スリルとやさしさに包まれて」
- 2019年4月25日-2020年1月26日
この企画展では、今までに制作された様々なムーミンアニメーションを上映し、同時にそれらの制作プロセスも紹介します。ご自分のムーミンアニメーション体験に思いを馳せながら、当時と同じようにテレビの前に座ってムーミンアニメーションをお楽しみください。
この企画展では様々なムーミンのアニメが上映されていて、子供たちが真剣に見入っていました。
今年の春から放送されている新しいアニメーション「ムーミン谷のなかまたち」も気になりつつ…
アラフィフ世代の私たちが釘付けになったのは、カルピスまんが劇場のムーミン!
懐かしの岸田今日子さんが声を務めるムーミンの第1話が放送されていたのです。
改めて観てみると、いろいろ突っ込みたい場面も多くありましたが、そこがまた楽しくて。
現地の子供たちも日本のムーミンをフィンランド語字幕で見ていました。
私が展示物を見ている間、ツレがムーミンのアニメを最後まで見て待っていてくれたのが有り難かったです。
ムーミン美術館のショップを満喫
ショップは入口横にあります(マップ⑥)。
それほど広くない店内に所狭しと並ぶムーミングッズは、見たことがないものも多く、どれも欲しくなってしまいます。
ムーミン美術館オリジナルのチョコレートが一番人気でした。
チョコレートの他にも、絵やポスター、ポストカードにエコバッグなどいろいろ購入しました。
チョコレートは箱にムーミン美術館と書いてあるので、お土産にも良さそうです。
またレジでは、こんな可愛い紙袋に入れてくれました。
紙袋にはちゃんとムーミン美術館の文字が入っています。
ムーミン美術館オリジナル消印も
ムーミン美術館のポストに投函すると、オリジナルの消印(限定スタンプ)が押されて届きます。
ポストはインフォメーション前にあり(マップ⑦)、切手はインフォメーションのレジで販売しています。
家に届いたムーミン美術館のスタンプは、薄くてあまりよく見えませんでした…残念。泣
スタンプだけ押してもらえるかな?とスペースを空けて切手を貼ってみたのですが、押してあったのは切手の上だけでした。
ムーミンワールドでは綺麗に押してもらえたので、ちょっと期待してしまいました。笑

最後にぽつんと佇むムーミンの元へ
ムーミンは建物の外にぽつんと1人で立っていました(マップ⑧)。
思っていたより小さくて、哀愁が漂う感じが本当に可愛らしかったです。
まとめ
ムーミン美術館内は撮影禁止と知った時は少しガッカリしてしまいましたが
行ってみたら撮影出来なくてよかったと思いました。
公式サイトにもあるとおり…
『それからどうなるの?』展のユニークな展示構成は、訪れる人たちをそのままお伽の世界に連れて行ってくれるようです。ムーミン谷で不思議な出来事が次々に起きた飛行おにの帽子に入りってみたり、氷河に足を踏み込んで雪景色を楽しんだり、宇宙に光る彗星をみたり。また色彩の世界もお楽しみください。
引用:
私も館内を自由に巡り、
子供に返ったように様々な仕掛けに驚いたり笑ったりし、
好きな作品を、好きなだけ眺めて目に焼き付けました。
もし撮影が出来たら、写真を撮って「後でゆっくり見ればいいや」と思ってしまったかもしれません。
タンペレの街も見る予定でしたが、ここだけで時間がなくなってしまうくらい堪能してしまいました。
ムーミン美術館、是非また行きたいです。
ショートトリップとしても最高な場所でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。