こんにちは、いーよです。
2019年3月16日、埼玉県飯能市にムーミンバレーパークがオープンしましたね!
世界で2つ目、日本では初のムーミンのテーマパークです。
どんな施設があるか興味津々ですが、中でも気になるのはやはり ムーミン屋敷(ムーミンハウス)。
去年フィンランドのムーミンワールドへ行ったので、それぞれの構造や小物、料金など気になる部分を比較してみたいと思います!
ムーミン屋敷の入場料金は?
【2020年6月9日追記】ムーミンバレーパークの入場料と利用可能施設が変更となり、1デーパスでムーミン屋敷に入場出来るようになりました!
1デーパス(前売り) | ムーミン屋敷 入場料 | |
【飯能】ムーミンバレーパーク | 4,000円(税込) | 無料 |
【フィンランド】ムーミンワールド | €30(約3,600円) | 無料 |
(2020年6月現在)
そもそも料金スタイルが違うのですね。
ムーミンバレーパークは入場料が安く、ムーミン屋敷への入場は有料。
ムーミンワールドは入場料だけで、中の施設はすべて無料です。
(2019年3月現在)
ムーミン屋敷の入場スタイルは?
【2020年6月9日追記】チケットによって観賞エリアに差があるものの、ムーミンバレーパークも出入り自由となりました。
(*入園チケット、年間パスポートはB1F・1F鑑賞のみ)
ムーミン屋敷 入場スタイル | |
【飯能】ムーミンバレーパーク | 1デーパスはすべて出入り自由* |
【フィンランド】ムーミンワールド | 出入り自由 |
こちらもまた違うスタイル。
ムーミンバレーパークは、ガイドツアーに参加しないと中には入れません。
(1階の様子は外から見ることが出来ます)
ガイドツアーとは?(2018年3月現在)
1時間に1回開催1回の参加者は約20名(現地で2グループに分けられます)所要時間:約30分事前に希望時間のアトラクションのチケット購入が必要(別料金)
*アトラクションのチケット購入方法や参加人数等は変更になる可能性があります
一方、ムーミンワールドのムーミン屋敷は いつでも何度でも出入り自由です。
ムーミン屋敷に遊びに来る年齢層は?
年齢層 | |
【飯能】ムーミンバレーパーク | ほぼ大人 |
【フィンランド】ムーミンワールド | ほぼファミリー |
私がムーミンバレーパークのガイドツアーに参加した時のメンバー10名は、全員大人で年齢層は高め。
でも皆さんムーミングッズを身につけたり、ガイドさんの話を前のめりで聞いたりと、子供に戻ったように楽しそうでした。
一方ムーミンワールドはファミリーが多く、キッズたちが自由気ままに遊んでいましたよ。

ムーミン屋敷の小物には触っても大丈夫?
小物に触れるか | |
【飯能】ムーミンバレーパーク | 優しく触るならOK |
【フィンランド】ムーミンワールド | 触りたい放題! |
ムーミンバレーパークは、入場前にガイドさんに「お部屋にあるものはムーミンたちの大切なものなので、触る場合は優しく触ってあげてください」と言われます。
でも実際、ガイドさんがいるし時間も限られているし、参加者はいい大人が多いので、触る人は少ないのでは?と思いました。
ムーミンワールドでは、もう触りたい放題、やりたい放題でした!!

ムーミン屋敷 徹底比較
さて、いよいよムーミン屋敷の比較に入ります!まずは外から。
ムーミン屋敷 外観
左が飯能のムーミンバレーパーク、右がフィンランドのムーミンワールドのムーミン屋敷です。

青い外壁に赤い屋根、ぱっと見た感じは似ていますが、よく見ると煙突や窓、ドアの形など少しずつ違いますね。
右のムーミンワールドの方がちょっとずんぐりむっくりです。笑
ムーミン屋敷 構造
部屋は地下と1階は同じで、それ以外は違う造りになっています。
【飯能】ムーミンバレーパーク | 【フィンランド】ムーミンワールド | |
地下 | 貯蔵庫 | 貯蔵庫 |
1階 | ダイニング、キッチン、暖炉* | ダイニング、キッチン、暖炉* |
2階 | リビング、ムーミンパパ・ママの部屋 | 客間、ムーミン、ミイの部屋 |
3階 | 客間、ムーミンの部屋 | リビング、ムーミンパパ・ママの部屋 |
4階 | パパの書斎 | 屋根裏部屋 |
(*暖炉は各階にあり)
内装に違いはあっても構造は一緒だと思っていたのですが、metsa公式サイトにこう書かれていました。
ムーミンたちの住むムーミン屋敷は、小説、コミックス、絵本などでも内装は描かれていますが、毎回同じというわけではなく、都度表現が変わっています。
ムーミンバレーパークのムーミン屋敷は、出版物と合わせて、トーベが仲間たちと手がけ今はフィンランド・タンペレのムーミン美術館にあるジオラマの要素を取り入れながら、(中略)原作に忠実に再現しています。
引用:metsa公式
都度表現が変わるというのは面白いですね。となると家の中も結構違うのかな?
細かく見ていくことにします!
ムーミン屋敷 地下貯蔵庫
地下貯蔵庫の入り口は、ムーミン屋敷の左手にある階段を降りた先にあります。

左側がムーミンパパ、右側がムーミンママのエリアかな。

お料理好きのムーミンママらしく、たくさんの食料が置いてあります。

卵に野菜、瓶詰めのピクルスなどが綺麗に並べられています。
貯蔵庫なんて誰も見ないだろうと、私なら雑然と置いてしまいそう…笑
手前にムーミンパパの好きなキャラメルもありますが、ここだけではなく家のあちこちで見かけました。

カラフルなキャンディも。

ムーミンたちが冬眠前に食べる松葉もありました。

ムーミンパパのパイプや工具などもあります。

そして、入口にはこんな小さな足跡が…。

こちらは半地下のような感じになっていて、通路に沿って棚が設置されています。
同じ地下貯蔵庫と言っても、造り方が全然違っていてびっくり!

こちらもたくさんの食料が置いてあります。
突然のお客さんが多いムーミン家なので、たくさん備えておくのでしょうね。



ムーミン屋敷 ダイニング
壁にはたくさんの写真が飾られ、ベンチも置いてあります。


壁には、ミイがソリ代わりに使うムーミンママの銀のトレイも掛けてありました。
左のハシゴを使って、上の戸棚から物を取るのかな?


丸テーブルには、レースのテーブルクロスにお花、そしてティーセット!
日頃からこんな生活がしてみたいものです。

パンケーキは、北欧でよく食べられるクレープのように薄いタイプ。
ひとくちだけ囓ってありました。笑


こちらのテーブルは長方形でサイズも大きく、椅子は8脚もあります。

テーブルクロスはシンプルですが、テーブルの上は豪華!
ホールケーキが3つ、3段トレイに焼き菓子もたくさんあって、まるでパーティーのようです。

ムーミンパパのロッキングチェアはみんな座りたくて順番待ちでした。

ムーミン屋敷 キッチン
落ち着いた雰囲気のコンパクトなキッチン。調理器具も少なめです。
でもそこはお料理上手なムーミンママ、作りかけのミートボールもとっても美味しそうでした。

調味料などはキッチンの外壁にも。


こちらのキッチンは明るく広々としていて、お鍋やフライパンもたくさんあります。

ムーミン屋敷 暖炉
まるで暖炉が主役のように、家の真ん中にそびえ立っています。
ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの家のストーブの裏にムーミンが住んでいたといわれているそうなので、暖炉はムーミン屋敷には必須なのでしょうね。

こちらの暖炉はキッチンとダイニングの真ん中にどーんと設置されていました。
部屋が広いからか、横にも大きい!


ムーミン屋敷 リビング
リビングももちろん暖炉が中央にあります。
左手には大きな時計とご先祖様の肖像画が。

右手にはソファなどがあり、くつろぐスペース。

ムーミンパパ大好物のキャラメルがここにも!

ここはみんなが思い思いに過ごす部屋なのかなぁ。

本を読んだり、絵を描いたり。

窓際にはチェスもありました。


ムーミン屋敷 ムーミンパパ・ムーミンママの部屋
明るい雰囲気のムーミンパパとムーミンママのお部屋。
ベッドの上にはムーミンママが大切にしているバッグが!

ガイドさんが中を開けて見せてくれた時は、参加メンバーみんなで興奮してしまいました。笑
いろいろ入っていましたが、キャラメルもありましたよ!

出窓には、ムーミンパパとムーミンママの仲睦まじい写真も。

クローゼットにはそっと寝酒も…!

こちらは間接照明のみ(ちょっと暗め)で、シンプルで大人の雰囲気が漂ってます。
奥の白いタンスには、ムーミンママのエプロンとムーミンパパのステッキと帽子のストックが複数入っています。

ムーミンパパの帽子とステッキ!
みんな帽子をかぶってステッキを持ち、ムーミンパパになりきって写真を撮っていましたよ。

ムーミンママのミシンは、毛糸が絡まって大変なことになってる…!笑笑

みんな座るので破れてしまったソファ(笑)の上には、ムーミンママのバッグ。
腕に掛けてママ気分を味わえるのは本当に楽しい!

ちなみにバッグの中は空でした。スペアだからかな。
外にいたムーミンママはバッグをちゃんと持っていましたからねぇ。

ムーミン屋敷 客間
客間ですが、スノークのお嬢さん(フローレン)が使っています。

テーブルに手鏡とブラシがあるあたり、おしゃれが大好きなスノークのお嬢さんらしいです。

水着はムーミンと色違いですって。仲良しですねぇ。

こちらも客間ですが、このピンクを基調としたガーリーな部屋!
雑然としながらも可愛い小物がたくさんです。




ムーミン屋敷 ムーミンの部屋
スノークのお嬢さん(フローレン)と色違いの水着はベッドに掛けられていました。
中央には描きかけの絵が。

ついさっきまで描いていたのかな。

壁には親友スナフキンとの写真も。ほのぼの。

客間の隣がムーミンの部屋です。屋根裏部屋ではないのですねー。
それにしても、素朴というかシンプルというか…。笑

広々とした部屋は、ムーミンの部屋でもあり、工作部屋でもあり、ゲストルームでもあり。

遊び道具も豊富で、お友達が集まるにはピッタリ!

眠くなったらこんな可愛い二段ベッドもあるなんて、最高ですね。

ムーミン屋敷 ミイの部屋
ムーミン一家の養女、ミイのお部屋は小さなドア付き。
丸い窓から中を覗くことができます。

ベッドもテーブルも椅子も、何もかもが小さくてとっても可愛い!


こちらには、ミイのお部屋はありません。
ミイは二段ベッドやあちこちいろんな場所で寝るから、部屋は要らないのかな。

ここにも寝たりするのかなー。

ムーミン屋敷 ムーミンパパの書斎
屋根裏部屋がムーミンパパの書斎です。
ムーミンパパは、書斎に行くとハシゴを上げて誰も登って来られないようにしてしまうそうです!

ただ、屋根裏部屋の様子はこの潜望鏡で見ることが出来るようになっていました。
ハシゴを上げても意味ないかも…笑

リビングの一角にムーミンパパの書斎スペースがありました。隣に暖炉がある特等席です。
ムーミンパパはこのタイプライターで執筆活動をしているのですね。
ここも子供たちに大人気で、順番にタイプを打って楽しんでいました。

ムーミン屋敷 屋根裏部屋
ムーミンパパの書斎をご参照ください。
屋根裏部屋がムーミンの部屋だと思っていましたが、物置のようになっていました。

洗濯物や傘も干してあります。笑

あ、家の外にヘムレンさん。
こう見ると結構高いので、ここからハシゴで降りるのは怖そう…。


ちなみにムーミンワールドは、地下通路まで階段で一気に降りる造りになっています。


階段にはみんなのお気に入りショットが飾られていました。

ムーミン屋敷を比較した感想
同じムーミン屋敷ですが、ガイドさんが付きっきりで詳しい説明をしてくれるムーミンバレーパークと、何でも自由に楽しめるムーミンワールド。
どちらかというと、ムーミンバレーパークは大人が、ムーミンワールドは子供がより楽しめる施設のように感じました。
また、ムーミンバレーパークは原作を忠実に再現しているのに対して、定期的に模様替えをしているムーミンワールド。
本家はいろいろ自由だなぁ、とも感じました。笑
どちらも細かいところまでこだわっていてとても一度では見切れないので、何度でも行きたくなります。
ただムーミンバレーパークは人気故にアトラクションチケットを手に入れるのが大変で、ムーミンワールドは遠いのが難点ですが…。笑
【2019年7月6日追記】ムーミンワールドに再訪してみたら、色々変わっていました。

最後までお読みいただきありがとうございました!
名無しさま
はじめまして、コメントありがとうございます。
強迫観念…なるほど、そうなのですね。
現地のフリーダムな感じもいいですし、日本の真面目なムーミン愛もいいですよね^^
どちらの場所も、癒やされるのでまた行きたくなります(*^^*)
古い記事にコメントありがとうございました♪
日本の最初のムーミンアニメは、トーベヤンソンの怒りを買ったからね。作品世界を大事にしなければという強迫観念は日本の「ムーミンバレーパーク」製作企業の方がフィンランドの企業よりも強いはず。ムーミンワールドにかかわる現地の人たちの方は、原作者ヤンソンや作品世界の機微が分かっているからね。ある程度はファジーに対応できるんだろうね・・・。