こんにちは、いーよです。
赤毛のアンが好きでプリンスエドワード島へ行ったなら、是非訪れたいのがアンの家 グリーンゲイブルズですよね!
私も自分の中の赤毛のアンのイメージとすり合わせをしてみたくて、緊張しながらそっとお邪魔して来ました。
グリーンゲイブルズとは
説明するまでもありませんが…
小説「赤毛のアン」で、マシュウとマリラ兄妹に引き取られた主人公アンが住むのが、このグリーンゲイブルズ(緑の切妻屋根の家)です。
作者モンゴメリの親戚の家がモデルとなっており、この家や付近の森や小川などの風景が大好きだったモンゴメリは、慣れ親しんだこの場所を舞台に「赤毛のアン」を生み出しました。
訪れる前にアニメもおすすめ
アニメ版「赤毛のアン」は、1979年に放送された日本アニメーション制作の世界名作劇場シリーズ第5作目で、高畑勲氏が演出(監督)をした作品としても有名です。
プリンスエドワード島を訪れる前に、小説を読み返して行かれる方も多いと思いますが、アニメ版も素晴らしいので是非ご覧いただきたいです!
アニメ版の「赤毛のアン」は神山妙子訳を採用しているため、有名な村岡花子訳とは言い回しが多少異なりますが、こちらの訳もまた素晴らしいので是非読んで欲しいです。
オープン期間や料金など
グリーンゲイブルズのオープン期間や料金等については、変更となる場合があるため、事前にParks Canadaでご確認ください。
グリーンゲイブルズ 2019年のオープン期間
- 2019年5月1日から10月31日まで毎日営業(9am ~ 5pm)
- 2019年4月15日から30日および、11月1日から12月20日までは特別な予約が可能(事前に電話予約要)
- 料金:大人$7.80、シニア$6.55、17歳以下無料(その他、オフシーズン等別料金あり)
グリーンゲイブルズ 1階
玄関ホールと階段
さぁ、それではいよいよグリーンゲイブルズにお邪魔します…!
ドキドキしながら玄関ホールに足を踏み入れると、華やかな花柄の壁紙が目に飛び込んで来ます。
ハエや蚊、泥汚れなどを目立たせないように、玄関周りは濃い色の壁紙がよく使用されていたそうですが、ハエを1匹でも家に入れたらマリラに叱られてしまいそうですよね。笑
壁にはグリーンゲイブルズの間取図が表示されていました。
客間
玄関の横には立派な客間があり、ここではお客さまの応対や後援会の集まりなどに使用されます。
アンがダイアナをお茶に招待する際、使いたがったのもこの客間でした。
マリラには「居間でたくさんだよ」と断られてしまいますが、もしここでお茶会が出来たなら、アン曰く「おとなになったような気分」になれるでしょうね。
ダイニングルーム
客間の隣は、アラン牧師夫妻をお招きした際に飾り付けておもてなししたダイニングルームがあります。
テーブルには、アンがダイアナをお茶に招く時に使いたがった、憧れの「ばらのつぼみのティーセット(茶器)」がありました。
マシュウの部屋
1階の、とても小さな部屋がマシュウの部屋です。
こざっぱりとしていて無駄なものがない部屋は、マシュウの人柄を表わしているようで、見ているだけで胸がいっぱいになります…!
ベッド周りには愛用の帽子とステッキ、サスペンダーや新聞が。
水差しの横にはひげ剃りもありました。
デイリーポーチ&パントリー
デイリーポーチには、バターやチーズを作る道具が揃っています。
左下には地下貯蔵庫へ行く階段があり、(見ることは出来ませんでしたが)通常ではじゃがいもやリンゴ、ジャム、ピクルスなどが保存されているそうです。
隣のパントリーには、食器や調理道具がずらりと並びます。
キッチン(兼居間)
キッチン(兼居間)の中央には、立派なストーブが設置されています。
これは薪ストーブであると同時に、上段はパンやケーキが焼けるオーブン、中段は鍋やフライパン、ポットなどで調理が出来、下段ではアイロンを熱することが出来るウォータールーストーブというものだそうです。
キッチンの棚には、ダイアナに間違えて葡萄酒を振るまい、酔わせてしまった事件の主役、いちご水が!
5月は枯れ木のようだった植木鉢も、7月には綺麗な花を咲かせていました。
グリーンゲイブルズ 2階
アンの部屋
階段を上がるとすぐにあるのがアンの部屋です。
アンが引き取られてすぐは「恐ろしく清潔で殺風景」だったアンの部屋も、アンが暮らすうちにすっかり可愛らしい部屋へと変わっていったのでした。
部屋の中には、物語に登場するものたちがたくさんあります。
孤児院から持って来た、全財産が入っていた取っ手のぬける古い手さげかばんと
アン好き女子の憧れ(笑)、編み上げブーツ。
クリスマスにマシュウがプレゼントしてくれた、パフスリーブのドレス。
アンへのマシュウの愛情が詰まっているこのドレスを見ると、涙腺が緩んでしまいます。
他にも、ギルバートの頭に打ち下ろして砕いてしまった石盤や
ダイアナとの交信に使った窓辺のランプなど。
客用寝室
アンの部屋の隣が、アンが憧れた客用寝室。
パッチワークのベッドカバーや白いドレッサーが素敵…私も泊まってみたいです。
マリラの部屋
客用寝室の向かいがマリラの部屋です。
ベッド横のテーブルの上には、マリラの母の形見である紫水晶のブローチが輝いています。
隣には愛用の眼鏡も。
裁縫室
マリラの部屋の隣が裁縫室。
ここでマリラがアンの服を縫ってくれたのですね。
アンは「きれいじゃない」と言ってあまり喜んでくれませんでしたが…笑
使用人の部屋
アンの部屋と階段を挟んだ隣に、使用人の部屋があります。
まとめ
憧れていたグリーンゲイブルズは、どこを見てもアンのストーリーを思い起こさせてくれる小物や家具などに溢れ、つくづく愛されている作品だということを実感しました。
いつかまた、訪れてみたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。