こんにちは、いーよです。
私が小学生の頃から行きたいと願っていたのは、世界で一番美しい島と称されるカナダのプリンスエドワード島(PEI)。
有名な小説「赤毛のアン」の舞台であり、作者モンゴメリの故郷です。
憧れ続けてようやく訪れることが出来たその場所は、想像以上に素晴らしく、一度行ったら魅力にとりつかれてしまいました。
春・夏・秋と3シーズン行くことが出来たので、それぞれの表情をお伝えしたいと思います。
今回は紅葉への憧れが捨てきれずに行った、10月中旬のプリンスエドワード島をご紹介します。

プリンスエドワード島の10月は…
前回訪れたのは、まだ紅葉には早い9月中旬でした。
私たちが訪れた10月中旬のプリンスエドワード島は、紅葉のタイミングは良かったものの、ハリケーンの影響で木が倒れたり、紅葉する前に落葉してしまったりしていました。泣
それでも島の秋は本当に美しく、アンの言葉を思い出しながら紅葉の森を散策したりして、大満足な旅となりました。
島の紅葉を楽しもう!
グリーンゲイブルズ周辺
緑が溢れていた9月に比べて、グリーンゲイブルズの前にある木も大分葉を落としていて、芝生の上にも落ち葉がたくさん。
それがまた秋らしく、いい味を醸し出してくれていました。

グリーンゲイブルズの近くにある馬車にはアンづら(赤毛のアンになれるお下げ髪付きの帽子)が置いてあるので、それを被って馬車に乗り、アン気分で撮影が出来ます。
夏は大人気で列が出来ていたこの場所も10月は誰も居なかったので、のんびりアンになることが出来ました。笑


黄色や赤に紅葉した木々があちこちに見られ、サクサクと落ち葉を踏みしめる感覚も楽しくて、春よりも夏、夏よりも秋がいいなと毎回気持ちが変わっていきます。


ベンチに座って、のんびり上を見上げる時間がもう最高…!



こちらも秋一色。
夏と同様、恋人の小径と似た雰囲気になっていました。


お化けの森から見るグリーンゲイブルズを毎回撮って来ましたが、私は今回の写真が一番気に入っています。

9月
7月
5月

【注意】オフシーズンのキャベンディッシュ
プリンスエドワード島のオンシーズンは7~9月。
グリーンゲイブルズは10月末までオープンしているので、キャベンディッシュの街でも多少は営業しているだろうと思って来てみると…なんと全てクローズしていました!
車もほとんど通っておらず、レストランも全てクローズ…
モンゴメリ夫妻のお墓の花もなくなっていて、少し寂しい雰囲気…

そして、最後の希望だったインフォメーションまでクローズでした!
グリーンゲイブルズ敷地内の「butter chum cafe(バター チャム カフェ)」だけはオープンしていてくれたので、助かりました。
こちらはアイスクリーム、スコーン、クッキー、ペットボトルの炭酸飲料に瓶入りのいちご水などを販売しています。

私たちはタクシーで行ったので、このカフェがなかったら迎えの時間まで空腹で過ごすことになるところでした。
7~9月以外に行かれる方は、食べものと飲みものを少し持参した方がいいかもしれません。
お気を付けくださいね!
島のあちこちにある赤土の道
どこまでも続く赤土の道には落ち葉が敷き詰められ、頭上からは色とりどりの葉が落ちてくる幻想的な雰囲気に、ただ息をのむだけでした。
私たちが行った時はハリケーンの影響で落ち葉が多かったですが、ハリケーン前は紅葉にはまだ早かったらしく、ベストのタイミングで見ることの難しさをしみじみ感じました。
いつか、晴れた日に、紅葉のピークを迎えてみたいものです。





州都シャーロットタウン
シャーロットタウンも、秋真っ只中でした。
陽当りの良い公園は色づきも良くて、うっとりしてしまいます。


お店の前にはハロウィーンの飾りも。
派手に飾り付けて盛り上がるハロウィーンも(見るのは)好きですが、こういうシンプルなのもまたいいですね~!


街のシンボル的存在、セント ダンスタンズ大聖堂も秋の装い。

素敵な住宅が建ち並ぶシャーロットタウンは、ここに住んでいると想像しながら散策するのも楽しい街です。

ビクトリアパーク
いつ来ても癒やされる公園、ビクトリアパーク。

今回はりんごがたわわに実っており、秋を感じました。




最西端のウェストポイント灯台も
今回、1875年に建設された、島の最西端のウェストポイント灯台(West Point Lighthouse Museum)にも行ってみました。
島で一番高いこの灯台は、見た目だけでなく、6~9月の間は宿泊も出来る珍しい灯台です。
灯台に泊まれるなんて楽しそうですよね!


赤い海と白と黒の灯台、そして青空のコントラストが美しいです…!



まとめ
9月中旬には残っていた暖かさもすっかりなくなり、日中も上着が手放せず、朝晩は初冬のように張り詰めた空気を感じた10月中旬のプリンスエドワード島。
あちこちで木々が色づき、果実が実り、美しさは増しているように思えました。
その代わり、賑やかだった街はクローズしているお店が増え、観光客を見かけることもあまりなく、まるで冬の準備が始まっているかのようでした。
そんな静かな島はとても居心地がよくて、前回「訪れるたびに好きにさせてくれる場所かもしれない」と思いましたが、今回その想いがますます強くなりました。
5月、7月、9月、10月とこの島を訪れましたが、それ以外の季節にも訪れてみたい、そしてまた同じ時期も再訪してみたい…と未だに欲は尽きません。
出来ることなら数ヶ月、暮らすように過ごしてみたいものです。
次回は島で食べたものについてご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました。